有料老人ホームへ入所する時の介護状態により、入る事のできる施設が限定されます。例えば今回の事例のように、要介護状態が自立の方は、要介護1〜5の方のみを入所者と限定している施設には入る事ができませんし、逆に終身まで介護をしてもらえる有料老人ホームであっても、入所時は自立の方しか入れない施設もあります。ですから、入所を検討される場合は、まず、第一に要介護状態が自立・要支援・要介護のどの状態の方を対象にしているのかを見極める必要があります。
次に問題になるのが、部屋の広さとお風呂が付いているかどうか。自立でお元気な方の場合、部屋が狭いと窮屈に感じる方が多く、広い部屋を希望されますが、そうなると入居一時金が高額になる傾向にあります。また、お風呂が各部屋に付いてないホームもあり、好きな時間に入浴が出来ない場合も考えられます。
今回の事例の方も、結局、すぐに施設に入るのではなく、いくつかの施設を見学し、介護が必要になった時に介護付きの有料老人ホームに入る方向で考えていくことになりました。
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