メールマガジン掲載事例(2014年7月号)

●相談内容

 今回は介護についての相談です。
 55歳女性、母が老人保健施設に入所していて、父は自宅で独居生活。母のところには、週3回片道2時間もかけて行き、昼ご飯を食べさせているし、残りの日も実家へ行って父の為に家事をしているような生活。だんだんとしんどくなってきて、持病が悪化し、医者からは無理をするなと言われた。他に兄弟姉妹が3名いて、手伝ってくれるようにお願いをしてはみたが、駄目だった。
 妹が実家のそばに住んでいて、父の様子を見には行ってくれているが、家事まではしてくれない。



●回答

 この女性はとてもまじめな性格の方のようで、母を施設に預けた際に、「預けっぱなしはしないでくださいね」と職員から言われた言葉が頭から離れず、無理してでも会いにいかなければと思っておられたようですが、まずは、自分の体が一番大事であることを理解し、医者から言われているように、少し、休息が必要ではないでしょうか。
 施設と母親には事情をきちんと説明し、今までほど頻繁には来れないと理解をしてもらいましょう。そして父親には介護保険の家事援助サービスを最大限使ってもらい、見守りは妹にお願いしましょう。そして、これからは、今までのようにべったりと介護に専念するのではなく、適当に、身体を休めながらご両親の介護を続けるようにしてください。



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