メールマガジン掲載事例(2014年9月号)

●相談内容

 50代の女性からの相談です。軽い認知症の父を、離れに引き取り相談者が面倒を見ている。お金の管理も引き受けているが、兄が父の様子をみにきては『父親のお金を、無駄に使うな』と言う。父の介護もして金銭管理もしているのに、感謝の言葉は無く、この怒りをどこかに向けたい。



●回答

 詳しくお聞きすると、お父さんの物を相談者家族の物と一緒に購入した時でも、わざわざレシートを分けて支払い、お父さん専用のおこずかい帳に記入しているし、分けるのが面倒な場合は相談者が支払うこともあるとのことで、お兄さんから文句を言われるような事は何もないと思われます。お兄さんは経済的にお困りのようで、このような言葉が発せられるのではないでしょうか。
 相談者はお父さんの後見人になっている訳ではないけれども、後にトラブルになるといけないので、おこずかい帳を付けているとの事。日々のことなので大変ですが、賢明な判断だと思います。
 お兄さんに色々と言われてストレスが溜まってきた時には、放っておかずに、とりあえずどなたかに話しを聴いてもらうようにしてください。もしも聴いてもらえる方がいなければ、相談センターに電話をくだされば、我々相談員がお話しをお聴きすることができます。



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